そんな矢先、あの「大日本帝国の興亡」の著者であるジョン・トーランドの「勝者なき戦い 朝鮮戦争(原題:In Mortal Combat KOREA1950-1953)」を読んでみた。当時の臨場感が十分伝わって来て、変な憶測記事を読んでいるよりよっぽど為になる。まず当時は、緊張が高まっても意外とソウル市民は平常で、何よりアメリカ国民の関心は低かった。今の韓国人も日本人以上に楽観している。第2に朝鮮戦争は北の侵攻で始まったが、事前に中国には知らせていなかった。北は中国の加護にあると思っていると間違いだ。彼らは勝手に行動する。3番目は平嬢とソウルの距離はたった200Kmという事である。当時もあっと言う間にソウルが落ち、南の釜山までは5日で制圧する予定だったという。もし始まれば今では一瞬で勝負が付いてしまうだろう。
そして何より前回の侵攻は1950年6月25日の未明であり、その日は日曜日だった。奇しくも、来週の6月25日も日曜日である。状況といい日和と言い、不吉な予感がする。ひょっとしなければいいが・・・。
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