今週はG7サミットがイタリアのシシリー島で開かれるという。伊勢志摩サミットから1年、早いものでオバマ大統領が広島を訪れたのは昨日のようだ。
そのシシリー島だが、今まで旅した中でとても良かった場所の一つである。イタリアはどこでもローマ時代の遺跡が残っているが、そこは島と言う閉ざされた地形で、昔のままの文化が残っていた。今から6年前だったか、マルタ島から船で渡り、レンタカーで一周した。シラクーサの人々はアラブの白装束だったり、街道にはアフリカの娼婦がトラックを待っていた。映画「ゴッド・ファーザー」のコルレオーネ村にも行った。男ばかりが屯うバーに勇気を出して入ってみると、マフィアのような男達の視線がとても怖かった。また泊った名もない村では、こっそり村民の骸骨館を見る機会に恵まれた。
そして何より古代遺跡と地中海のコントラストが美しかった。この季節は特に湿度が低いから、景色がくっきり見えた。それにしても会議が開かれるタオルミーナはエトナ山の麓である。暫く前に噴火したというニュースが出ていたが大丈夫なのだろうか?海沿いの町だから、タコ・イカの海産料理はさぞかし最高だろう。今回安倍さんはマルタ島にも足を延ばすと聞いている。第一次代戦時に、日本海軍が英国海軍を助けに遥かマルタ島まで来て、Uボートで命を落とした海兵の墓参りという。知っていれば行ったのに!滅多に行けない場所だっただけに心残りだった所だ。
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