Monday, 15 May 2017

スチウァーデス第一号

久しぶりにル・ポアン誌の今日は何の日(C'est arrive aujourd-hui)を読むと、87年前(1930年)の今日は、エア-ホステス(つまりスチウァーデス)が誕生した日だそうだ。場所はアメリカのオークランドとシカゴ間でエレン・チャーチルという26歳の女性が第一号だったという。思っていたより、意外と最近の出来事だった。

そのスチウァーデスであるが、昔は花形の職業だった。採用された1年目から自宅にタクシーが迎えに来て空港まで届けてくれるし、給料は娘の父親より高かった。元々才色兼備だったから、合コンには引っ張りだこだった。そんなある時、友人の一人がそのスッチーと結婚するというので式に呼ばれた事があった。それは華やかな祭典で、新婦の友人が皆モデルに見えた。

ただそれも後になって考えると、日本航空(JAL)の成せる技であった。それ以外の外資系と呼ばれる航空会社にも多くの日本人ホステスが採用されたが、事情は少し異なっていた。喜んでスッチーになっても、外資のフライト会社の拠点は当然海外だったので、そこを起点にしなくてはならない。彼女たちは一人で海外の町に住み、そこから飛んでは帰る生活を送っていた。一見派手な生活とは裏腹に、同世代との出会いもない孤独な職業だった。これを語ると長くなるので、続きは又にしたい・・・。

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