Wednesday, 26 April 2017

テニスの大誤審


先週のテニスのモンテカルロオープンで、判定を巡る大きな事件があった。準決勝のゴファンとナダル戦で、ナダルが打ったボールがベースラインを割り一度は線審がアウトを宣言した。しかし主審が下りてきて、本来のボール跡とは違う箇所を指して、インの判定に覆した。それは誰もが見てもアウトだったし、後のビデオでも証明されてた。それまでジョコビッチを破るなど好調だったゴファン選手は、この判定を境に崩れてしまったから気の毒だった。

その主審はセドリック・ムリエール(Cedric Mourier)というフランス人だったが、以前にも大誤審があったようだ。また3年前にもフェデラーの奥さんのミルカが、「バブリンカを野次った」とマスコミに暴露してフェデラーの顰蹙を買ったという。本来は脇役なのに、表に出たがる人なのかも知れない。

それにしても判定はやってみると難しいものだ。際どいボールなど、その瞬間「待てよ!」と思ってしまう事はよくある。そんな時、判定を覆すと更なる混乱が生じることも確かだ。明らかに間違えだと思ったら直ぐに認めた方がいいが、なるべく一度出した判定は変えない方がいいのが定石だ。所詮人間のやる事だから間違えは付き物だが、その対処の仕方に人柄が出る。

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