Wednesday, 19 April 2017

建築家の小田さん

小田さんこと、小田和正さんはとても好きな歌手の一人だ。中でも、「たしかなこと」の曲がいい。肩の力を抜いて、想いを巡らす自然さが何より快い。歌詞の中に「君は空を見ているか 風の音を聞いてるか・・・」という件がある。私もその空が大好きだから、代わりに歌ってくれている気がする。

ところで最近初めて知ったが、「早稲田理工 by AERA」という雑誌がある。早大の理系で活躍する人達を紹介している本だが、今月号は小田和正さんだった。小田さんは東北大を出て早稲田大の院生になった。建築家を目指したが、途中で音楽の道を歩むことになる件が紹介されていて面白かった。建築も音楽も所詮は美しさを追求する職業だから、根っ子の同じ感性なのだろう。その早稲田の院生時代にタンザニアの国会議事堂のコンペに参加した。採用こそされなかったが、優勝したのが黒川紀章氏と聞いて、改めて才能を知った。きっと音楽家にならなければ秀でた建築家になった人だ。


雑誌の中で、「最近は建物のない空に関心がある」と語っていた。よく「幸せは見えない処にある」と言われるが、その無形の世界に何かが映るのだろう。何年か前に小田さんのコンサートに行った事がある。確か場所は武道館だったか、広い館内を自転車で走り回って歌っていた。これからも益々頑張って頂きたい!

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