Saturday, 1 April 2017

老神温泉の春雪

早いものでもう4月である。今年は寒さが続き、いつもなら満開を迎える桜も未だ3分咲きである。寒さ暑さは彼岸までと云われているが、今年だけは少し例外のようだ。そんな中、ゴルフに行った。真冬の防寒具に身を包んで臨んだが、手が悴み自然の洗礼に難儀した。寒いとボールは飛ばないし、クラブに傘を持つとルーチンが狂う。ただそれでもメリットもある。ゴルフ場がキャンセルで空いていることだ。待たずにスイスイと流れるから、渋滞のストレスがない。

先週末もやはり寒かった。桐生から赤城山を越えて老神温泉に向かう途中、どこからか粉雪が舞ってきた。最初は春の花粉かと思ったが、それが雪だと分かるとノーマルタイヤの車は慎重になった。運よく峠は超えたが、今までに何度も雪の山道でスリップした怖い記憶が蘇った。その老神温泉は、群馬から日光に向かう途中の湯治場である。翌朝起きると辺りは薄っすらと白くなっていた。「今日は車で山を下りられるだろうか?」、そんな心配を他所に、陽が差して来ると春の雪はあっと言う間に消えた。

良く、冬の寒さが厳しいと夏が暑くなると言われている。きっとワインも熟成し今年は美味いし、猛暑は冷房産業を後押しするから景気もいいだろう。

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