Thursday, 5 January 2017

肩車

先日、とある人がいい話を聞かせてくれた。それはある家族が、母子家庭の子供を一日預かった話であった。子供は5歳の女の子で、お母さんと二人暮らしであった。預かった家のお父さんが、その子を終日公園に連れて行き、肩車をしたりおやつを買ってあげたり遊んだ。普段は父親がいないこともあり、その子はとても喜んだという。

その子の気持ちが伝わってくるようで、とても温かな気持ちになった。お母さんはバイトに出ているらしいが、10万円にも満たない生活費で何とか生活しているという。子供の貧困ってあまり現実味がなかったが、とても身に詰まされる思いで聞いていた。

ヒトが生きて行くのは本当に大変な事だ。夫婦でも大変なのに、況や女一人なら尚更である。何より残された子供が可哀想である。会ったこともないそのこの子の事が、ずっと心に残った日になった。

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