CNNに、中国の四川省でタイタニック号を建造するというニュースが出ていた。タイタニック号は1912年に沈没したからかれこれ100年になる。現代に蘇ったのは、何と言ってもデカプリオの映画からだろう。よく「船を沈めたのは英国人だが、造ったのはアイルランド人だ」と言われている。勿論それはアイルランド人が言うのだが、その恩恵に預かっているのはアイルランドの気がする。
北アイルランドの首都ベルファースト(英国領)には、3年前に大きなテーマパークが出来た。実際にタイタニックを建造したドックが現存している隣だから、結構歴史を彷彿とさせる迫力がある。2年前に訪れたが、ディズニーのような仕掛けもあり、多くの観光客が押し寄せていた。またタイタニックが出港した港町は、それをテーマに村おこしをしている。中でもコーブ(Cobh)は最後に寄った港だったので、立派な資料館が残っていた。そこから海を渡ったアイルランド人を紹介していているのだが、中でもダニー・バックレイ(Dannie Buckley)という若い男の話は興味深かった。彼は生存者の一人だったが、アメリカに渡って第一次大戦に出征した。ところが終戦の一日前に28歳の若さで死んだという。運命と言うか、呪いがあったのだろうか?
それにしても、四川省と言えば山奥だ。いくら観光とは言え、どんな船が出来るのだろう?
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