Friday, 30 December 2016

2001年宇宙の旅

テレビを点けると、「2001年宇宙の旅(原題:2001: A Space Odyssey)」をやっていた。スタンリー・キューブリックの名作で今まで何度も見たが、改めてその先見性には感心してしまう。例えば月には既にステーションがあり、スチュワーデスもいる飛行船で往復する。木星を目指すロケットの乗組員は冬眠していたり、今でいう人工知能(AI)が悪さをしたり、とても50年近い昔の作品とは思えない。

宇宙を扱った映画は、マックデーモンの「オデッセイー」や「トゥモローランド」、「スター・ウオーズ」など沢山あるが、正直あまり興味はなかった。現実離れした空想の世界で、子供向けの娯楽映画に見えるからだ。ただこうして「2001年・・・」を見続けると、少し見方も変わってくるというものだ。

「2001年・・」が上映されたのは1968年で、その翌年の1969年にはアポロ11号が月面着陸に成功した。あれから大分時間が経つので、今頃は月に町が出来てもおかしくない頃だ。人類は本当に月に行ったのだろうか?先日その疑問を専門家であるNさんに尋ねてみた。「あれはどこかの撮影所で撮った画像ではないの?」。Nさんは「いや本当に行っています。アームストロング船長の足跡は、最近もロケットから撮った写真で確認されています!」と自信気に語ってくれたが、未だに半信半疑である。素人にはどこからが現実でどこからが空想なのか、分かり難い世界である。

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