Saturday, 19 November 2016

ピラミッドの空間

最近、クフ王のピラミッドに未知の空間があることが発見された。高度な機器を使って日本人が調べたという。ちょうどハンコック著の「神々の指紋(原題:Fingerprints Of The God)」を読んでいた時だったので目に留まった。例の石をどうやって積み上げたとか、高さは円周率(π)を使い、3つのピラミッドがオリオン星座の形になっているなど、高度な紀元前の文明とその謎に暫し立ち止った。そう言えば、人類の起源はアフリカで、今の日本人もそこから来たとか!というから、地球の過去には想像を絶するものがあったのかも知れない。

30年ほど前になるか、そのピラミッドを訪れた。26度の急勾配の通路を身を屈めながら中央の王の間に向かって登った。着いた先はガランとして空間だったが、そこに置かれたいた石棺で、ナポレオンが一夜を過ごしたというから驚いた。暑さと酸欠でフラフラになった記憶がある。

参加したツアーは10名ほどの日本からの旅行者だった。ある時参加者の一人から「社会科の先生ですか?」と聞かれた。「ハァー・・・」と黙っていると、いつの間にか皆から先生と呼ばれるようになった。旅の中でも唯一の団体旅行で、楽しかった思い出がある。

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