マザー・テレサが聖人になったニュースがあった。死後19年も経って、だからどうなの?の世界に生きる者には、その意味が良く分からない。ある時、「マザー・テレサって、日本で言えばおしんのような人だね!」と言ったら、顰蹙を買ったことを思い出した。
そのマザー・テレサだが、先日たまたまマケドニアの記念館を訪れる機会を得た。首都のスコピエに新しいビルが建てられていた。スコピエは彼女が生まれて17歳になるまで住んでいた街だ。その記念館は、彼女が洗礼を受けた教会があった場所らしい。偉かったのはそこの神父さんで、彼の助言でその後アイルランドを経てインドに行く事になった。
スコピエの街は落書きばかりで荒廃していた。彼女が生まれた時は国名がコソボだったが、未だに人種の抗争が絶えない地域だ。そんな土壌が生んだ聖人って、益々分からなくなる・・・。英語ではCanonizationだから、正確には偶像化なのではないだろうか?聖人とは少し意味が違う。そんな違約も余計混乱する原因になっているかも。
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