Monday, 26 September 2016

ヴォズニアッキの優勝

今週のテニス界は、大阪なおみの活躍が話題になった。日本人離れしたプレースタイルに、誰もが伸びしろを感じた。その東レパシフィックだが、優勝したのはヴォズニアッキ(Caroline Wozniacki)選手だった。派手さこそないが、ベースラインから繰り広げる鉄壁のストロークは、今回も終始安定していた。

そのヴォズニアッキだが、2010年に本大会で優勝している。その年の3月には東日本大震災があったので、コートでは「貴方と同じ気持ち!」と書いた日の丸を持って写真に納まっていたのが印象的だった。彼女は早咲きで、当時は20歳で世界NO1のランキングであった。国籍がデンマークということもあり、バルト海ではCMに連日出ない日はない人気者だった。中でもトルコ航空のコマーシャルは、3分間ほどのコマを日に何度も放映していた。

そんな彼女も26歳になった。相変わらずお父さんが横に付いてサーキットを廻っている。サービスを構える目線が獲物を狙う姿は、昔に比べれば鋭さがないが、勝負への執念はまだある。特に準決勝のラドワンスカ戦でそれを感じた。女子テニスは華やかさが大事なので応援している。

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