2011年、エストニアが18番目のユーロに加盟した。ユーロ通貨のデザインは片面が自由である。そのためエストニアも、1ユーロ硬貨の裏面に自国の地図を描いて発行した。ところがそれにクレームしたのがロシアだった。微妙に国境線が違うと言い出した。そしてそれから3年し、両国の領土問題に終止符が打たれた。結果はロシアの国境線が残った。
北方四島を巡り、プーチン大統領が12月に訪日するという。改めてロシアの領土問題を調べてみて驚いた。それはエストニアばかりでなく、国境を接する中国・ノルウェーが、既に国境問題を決着したことだった。残るは日本だけなのだろうか?ロシアのキーワードは、「過去(歴史)は問わない」である。つまり現状の追認である。元々無毛の大地の中国ならいざ知らず、これは難しい相談だ。
エストニアの国境に住むロシア人は3万人余に対し、4島には17000人と云う。どこかに線を引くのだろうか?それに加え内なる外圧・・・エストニアの時は、NATOが「もういいだろう!」と言い出した。今回の慰安婦もそうだが、取り分けアメリカが気になる。
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