Monday, 25 July 2016

バルカン紀行

何年か前に仕事仲間のHさんから、「友人の結婚式があるので、ルーマニアに行ってきます」と言われた。「へー、変わった処に行くね!」と冷やかした。そして帰ってくると、「中々綺麗な国でしたよ」と報告があった。以来、ずっとその国の事が気になっていた。そしてこの夏、思い切って旅することにした。

折角だから近くの国にも行ってみようと、ギリシャ、マケドニア、セルビア、ブルガリアも含めた5カ国を廻った。レンタカーで走ること3300Km、バルカン半島の半分を2週間かけて見て廻った。バルカン半島と言えば、「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれるように、物騒で危なっかしいイメージがあった。ただそんな怖さとは裏腹に、人々は至って素朴で親切だった。EUの影響だろうか、道路標識、ホテルなども紛れもなくヨーロッパの一部だった。

そして至る所に手付かずの中世が残っていた。取り分けオスマン帝国の侵入から守った城壁や街並みはロマンがあり、ロシア時代の殺伐とした風景もまた特徴的だった。(ギリシャを除き)通貨はユーロでなく、ローカル通貨である。そのせいか、物価がとても安く感じられた。そんなバルカンの国々を、これからの旅日記で紹介していきたい。


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