所謂、産業革命以来の変化を嗅ぎ取った人で、特にそのタイトルは衝撃的だった。今から思えば品種改良による農業生産性の向上だった。でもそれは、グリーニング・レボルーション(緑の革命)と称し、コンクリートを割って葉っぱが出て来る力強さを比喩していた。当時はベトナム戦争やオイルショックの時代だった。余計にこれから一体何が起きるのだろう?という期待があった。
今では何気なく出勤ボタンを押すが、仕事を外部に転嫁する原理を発見したり、使い捨ての供給過剰世界を早くから気が付いた。今風に言えばIoTの元祖でもあった。奥さんと大学院を捨てて溶接工になり、生産現場からスタートしたようだ。その稀有な人生が、その後の彼を作ったようだ。
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