Tuesday, 7 June 2016

シンガポールの娼婦

パリの娼婦で思い出したのは、シンガポールの娼婦だ。昔、チャンギ空港の売店で買った「夜の商売(原題:Invisible Trade)」を読み返してみた。シンガポールの夜の世界を、インタビューを通じてよく紹介している。そもそも、国際空港にこんな本が置いてあるとは驚きだった。

著者は在米のチャイニーズで、今から10年程前の本だ。本ではエスコートと言っているが、所謂高級コールガールである。相場が$50~$200の処に持ってきて、時給が最低$600(約4万円超)というから破格だ。国籍も欧州、豪州のブロンド系からモンゴルなどアジア系と様々だ。

表向きはエスコートなので、顧客の要望もお茶・食事の話し相手から結婚式に参列するパートナーなど、所謂セックスとは無縁のケースも多いという。つくづくこんな世界にのめり込まなくて良かった。同じ時に買った、「金無くして快楽なし(原題:No Money, No Honey!)」もあった。こちらはより底辺を紹介している。どちらも、過去の世界になりつつある。

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