Monday, 27 June 2016

トランプのゴルフ場

大統領候補のトランプ氏が、スコットランドで英国のEU離脱を称賛したという。本音で語る人だから左程驚きもしなかった。ただそのスピーチの場所が、あのターンベリー(Turnberry)ゴルフクラブだったのにはビックリした。その後アバディーン(Aberdeen)のゴルフクラブに移ったが、ここも彼の所有地だった。流石金持ちはスケールが違う。

ターンベリーは、今更だがセントアンドリュースと並ぶ全英オープンの開催コースである。アバディーンのトランプ・インターナショナル・ゴルフ・リンクスも、調べてみると中々の名門だ。この季節、1ラウンドで£215というから3万円程度する。年間費の£2495(33万円)を払えば何回でも出来る。アバディーンは長崎のグラバー邸のトーマスの出身地だが、鄙びた当時を思えば隔絶の感である。

トランプ氏のバックに映るリンクスを見ていて、風が伝わってきた。フェアウェーとグリーンの芝が同じだから、第2打はパットでも行ける感覚だ。だけどラフに入ったらお終い、あのウッズも泣かされたように、中々ボールが見つからない。この季節、滑らかなグリーンと快い海風の中のプレーは、何とも言えない自然との一体感がある。

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