Wednesday, 1 June 2016

ラ・パイヴァの話

昨日久しぶりに、ル・ポアン誌の「今日は何の日(C'est arrivé aujourd'hui)」を読んでいたら、パリの娼婦がシャンゼリゼにホテルを建てた日だという。時は1867年というから、日本では幕末に坂本龍馬が殺された頃だ。

娼婦の名前はラ・パイヴァ(La Païva)と言って、元はロシア系のユダヤ人だった。パリに出て娼婦になり、ポルトガル伯爵を騙して妻になった。伯爵は結婚して妻が娼婦だと知り、それを苦に拳銃自殺したという。その次はドイツの大金持ちでビスマルクの従兄と結婚した。ホテル建設の金はそこから出たという。写真を見る限り、決して美人とも思えず、どうしてそんな事になったか不思議である。

幸いパリの娼婦に関する本が沢山出ているので、早速取り寄せた。暫くはその研究に明け暮れしそうだ。

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