いつか行こうと思っていた、松代の大本営地下壕を訪れた。サイパンが墜ち、本土空襲が激しくなる中、軍が長野県松代町に作った皇族の疎開場所だ。強固な岩盤と滑走路が確保できることが決め手となったと言う。
行ってみて、予想していたより広大な構内に驚いた。完成すれば何千人の人が入れる位の広さだ。工事は朝鮮人25万人を含む60万人が掘削に拘わり、慰安所まであったらしい。暗い構内をヘルメットを被り30分程歩いた。よくもこんな馬鹿なことを考えたものだ!・・・、穴から出て来た人なら誰しも思う場所だった。
新緑のこの季節、折しも御柱祭の行列に出くわした。昔ながらの風習はいいものだ。それを見て佐久間象山の記念館にも寄った。今でも残る武家屋敷跡は立派だ。今に繋がる天皇制と日本人を考えるいい旅になった。
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