昔、その半月板の手術をしたことがある。友人の医者に大学病院を紹介してもらい入院した。寝ていると、担当医からインターンまで次から次へと挨拶に来る。「XX先生の後輩です!宜しくお願いします!」、特別な患者だったのか、改めて医局の縦社会を垣間見た気がした。
部屋は友人の勧めで4人部屋に入った。野球で肩を壊した学生や、脊髄を痛めたオジさんと一緒だった。オジさんは学生に、「看護婦に体を拭いて貰うと気持ちいいぞ、俺が頼んでやる!」と、嫌がる学生をからかっていた。その人は毎晩ベットを抜け出し、赤提灯に飲みに行っていた。しかしある時、肝心の手術の時にその酒で麻酔が効かなくなった。結局再手術になったが、それでも懲りず飲んでいた。所詮一週間の入院だったが、看護婦さんは綺麗で天使に見えるし、夏の冷房は快適、色々な人が見舞いに来て庇ってくれた・・・それは天国だった。
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