Thursday, 25 February 2016

St.Andrewsの写真家

エジンバラから車で2時間程行くと、ゴルフの聖地セント・アンドリュースに着く。リンクスと称する海岸沿いの小さな町は、ゴルファーなら誰しも憧れる美しいコースが横たわっている。全英オープンの名門コースにも拘らず、ぶらっと寄ってプレーできる気軽さもある。

見ればお年寄りや子供がハーフセットでラウンドしている。犬を連れ散歩する人もいる。横から吹き付ける風が凄いので、フォローなら7番アイアンで雄に200ヤードは飛ぶ。逆にアゲンストなら、ドライバーでも100ヤード程に落ちる。それが分かると結構スコアが纏まるから面白い。危ないのは2つのホールを共有するグリーンだ。両方向から打ってくるので細心の注意が要る。一度そのフォローで20ヤードもオーバーし、反対方向から歩いて来た人に当たりそうになり冷やっとした。

ブックオフで見つけた秋山真邦さんの「セント・アンドリュース」は、そんな思い出を上塗りするようで一気に読ませて貰った。氏は写真家、本から誠実で義理堅いお人柄が伝わって来た。海外の一流ゴルフ場巡り、京都の祇園、セント・アンドリュースの知己等々、サラリーマン人生しか知らない者に取って、羨ましくなるような生き方だ。時々ブックオフではこんなお宝に出会う。

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