Wednesday, 24 February 2016

ペニシリンの話

暫く前のル・ポアン誌のコラム「今日は何の日(C'est arrive aujourd'hui)」にペニシリンの話が出ていた。1941年2月12日は、ペニシリンが初めて患者に使われた日だという。

ペニシリンは子供頃、擦り傷でお世話になった抗生物質である。それが、第二次大戦で大きく需要が伸びた。たまたまDVDで「ナバロンの嵐(原題:Force 10 From Navarone)」を見ていたら、その話が出ていた。島に上陸した一行がドイツ軍に捕らえられる。窮地に陥ったマロリーは、ペニシリンを持って逃げたと嘘をつく・・・それが高じて難を逃れるのであった。

昔は男同士良く殴ったものだ。お互いケンカして、終われば不思議な仲になった。典型的なのは戦後の日米関係だろう。子供も取っ組み合いのケンカが遊びだった。それが今ではイジメに代わった。ペニシリンにお世話になる場面が少なくなった分、人と人の距離が遠くなってきた気がする。

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