Monday, 29 February 2016

冬の上諏訪

今年も上諏訪に行った。暖冬でワカサギ釣りも船になったという。昨年は雪景色だったのが嘘のようだ。又アルカリ性で透明の湯に浸かり、地酒「真澄」を頼む。この時期限定のあらびきである。

その真澄のワンカップを飲むと、コップの裏側に長野県の蘊蓄が出てくる。何やら長野県は日本で一番多くの県に隣接しているそうな・・・、数えると8県もある。山梨、群馬は兎も角、埼玉まで繋がっているとは知らなかった。

夜になりNHKの「真田丸」を見ていると、信濃に攻め入る北条と上杉が対峙していた。結局北条は戦わずして駒を南に向けるが、その陸の孤島のような地形が救ったのかも知れない。茅野駅の看板には上田まで58Kmと出ていた。直線距離だと意外と近いのに、山のせいか信濃は遠く感じる。

Saturday, 27 February 2016

ゴルフの練習料金

ゴルフの教科書として愛用させてもらっているのが、田原紘さんの本だ。氏はサラリーマンからプロになった異色のゴルファーで、教え方も分かり易い。

その本の中に、「プロは1日300~500発打ち込む」とあった。サラリーマンはそれが出来ないので、独自の練習法を編み出したという。ゴルフを職業としているから当たり前かも知れないが、球数は真似しようと思っても難しい。第一お金が続かない。

自宅近くのゴルフ練習場は、週末ともなれば40球で1300円だ。80球も打てば2000円になってしまう。これでは中々練習にも力が入らない。ところが最近大阪や奈良のゴルフ練習場に行ってみて驚いた。大阪ではシニア料金だったが、何と200球で1100円、奈良でも60球で500円だった。これでは関西の人が上手くなる訳だ!

Thursday, 25 February 2016

St.Andrewsの写真家

エジンバラから車で2時間程行くと、ゴルフの聖地セント・アンドリュースに着く。リンクスと称する海岸沿いの小さな町は、ゴルファーなら誰しも憧れる美しいコースが横たわっている。全英オープンの名門コースにも拘らず、ぶらっと寄ってプレーできる気軽さもある。

見ればお年寄りや子供がハーフセットでラウンドしている。犬を連れ散歩する人もいる。横から吹き付ける風が凄いので、フォローなら7番アイアンで雄に200ヤードは飛ぶ。逆にアゲンストなら、ドライバーでも100ヤード程に落ちる。それが分かると結構スコアが纏まるから面白い。危ないのは2つのホールを共有するグリーンだ。両方向から打ってくるので細心の注意が要る。一度そのフォローで20ヤードもオーバーし、反対方向から歩いて来た人に当たりそうになり冷やっとした。

ブックオフで見つけた秋山真邦さんの「セント・アンドリュース」は、そんな思い出を上塗りするようで一気に読ませて貰った。氏は写真家、本から誠実で義理堅いお人柄が伝わって来た。海外の一流ゴルフ場巡り、京都の祇園、セント・アンドリュースの知己等々、サラリーマン人生しか知らない者に取って、羨ましくなるような生き方だ。時々ブックオフではこんなお宝に出会う。

Wednesday, 24 February 2016

ペニシリンの話

暫く前のル・ポアン誌のコラム「今日は何の日(C'est arrive aujourd'hui)」にペニシリンの話が出ていた。1941年2月12日は、ペニシリンが初めて患者に使われた日だという。

ペニシリンは子供頃、擦り傷でお世話になった抗生物質である。それが、第二次大戦で大きく需要が伸びた。たまたまDVDで「ナバロンの嵐(原題:Force 10 From Navarone)」を見ていたら、その話が出ていた。島に上陸した一行がドイツ軍に捕らえられる。窮地に陥ったマロリーは、ペニシリンを持って逃げたと嘘をつく・・・それが高じて難を逃れるのであった。

昔は男同士良く殴ったものだ。お互いケンカして、終われば不思議な仲になった。典型的なのは戦後の日米関係だろう。子供も取っ組み合いのケンカが遊びだった。それが今ではイジメに代わった。ペニシリンにお世話になる場面が少なくなった分、人と人の距離が遠くなってきた気がする。

Sunday, 21 February 2016

Family in Bournemouth

Bournemouth was a beautiful town. I, high school student, did a homestay during the summer holidays there. Every things were new to me, especially the town's colors. How impressive the different reds of bricks, bus, mailbox and green of roadside tree!

I was taken care of a family living in the typical flat house with backyard. Father was a truck driver and they had 2 daughters and 2 boys. Eldest daughter, beautiful blond with blue eyes, was the same age to me. First day she guided me the city. It was windy day. She asked me “Do you have tissue?” “Pardon me?” I didn’t know the word of tissue then. I felt our communication became awkward.

I again visited there twice later It was a nostalgic tour. Eldest daughter got married with police man. Eldest son and second daughter moved to Australia. Younger boy succeeded father’s work. I miss Bournemouth where makes me remember my old days. 

Saturday, 20 February 2016

The Guns Of Navarone

I am reading old war series of Alistair MacLean. The Guns Of Navarone, H.M.S.Ulysses, South By Java Head, and going on Bear Island and Fear Is The Key. Honestly speaking they are just like black-and-white movie that I had watched.

MacLean was an US navy and captured by Japanese army in WWII. His novels were based on the experience so that his description for battle was very real and powerful.

In the novel. He metaphorically used to say “ she is just like in the summer resort at Bournemouth !” in emergent situation. Bournemouth ! I like there as it is my first town to have visited overseas.

Thursday, 18 February 2016

浄瑠璃寺にて

その伊賀、甲賀から奈良に戻る道すがら、浄瑠璃寺に立ち寄った。十津川から奈良市に入る途中、市から車で5分程の地だが、住所は京都府であった。つまり県境である。その立地条件から、昨今はごみ処理場の建設予定地になっているという。

一見見過ごしてしまいそうな寺だったが、境内には藤原時代の国宝である九体阿弥陀如来像が祭られていた。聞くと、山間の目立たぬ寺だったので、永年の歴史を生き抜いたという。

元来仏像には興味がないし、(仏様には失礼だが)見ても芸術以上の価値を感じない。ただこうして千年以上も日本人が崇めていたことを思うと、知らない世界を感じる。指の生印が"お金"を意味する世俗的な今日、祖先はどんな気持ちで仏像と向かい合ったのだろう?

Wednesday, 17 February 2016

忍者の猫時計

奈良から70km程車で行くと、伊賀、甲賀に出る。忍者の里である。標識には、「忍者の飛び出しに注意!」の看板もある。人里離れたこの地がどうして忍者を生んだのか、そんな好奇心から一度行ってみたかった。

忍者は普段、農民とか商人を装って暮らしている。だからこんな変哲もない土地が、秘密を守るのに適していたのだろうか?、結局分からず仕舞だった。ただ観光スポットの忍者屋敷は面白かった。例えば忍者は時刻を猫の目の瞳孔で測る(猫の目時計)、体臭を悟られないために良く風呂に入る、敵から身を守るために心臓を下にして寝る・・・等々。

松尾芭蕉も伊賀の出身、定かではないが全国を行脚するスピードから忍者だったり、黒船のペリー来航に乗り込んだのも忍者の末裔、皇居の半蔵門の半蔵は忍者の服部半蔵・・・、ともあれ一度行けば十分だが、中々興味深かった。

Tuesday, 16 February 2016

A Dark Night’s Passing

We have a classic novel called “A Dark Night’s Passing(暗夜行路)” by Nagoya Shiga. Hero’s name is Kensaku. In the night train, he saw lights passing outside through the window. Then one light overlapped into the eye of passenger girl sitting in front of him. It was a beautiful moment that Kensaku was impressed.

 
The novel was written in Nara city when Nagoya Shiga started to live from 1925. I visited his house this weekend. It was typical but big Japanese house with traditional moss garden, tea room, salon,etc. I especially liked western style dining room with chairs and table. It was an elegant architecture mixed eastern and western culture.
 
Nara is old capital in 8th century and still remaining most of the building. A lot of deer welcome visitors from overseas. I realized again that his beautiful sentence in the novel was made by this wonderful environment.

Thursday, 11 February 2016

深川のお不動尊

深川のお不動尊とは不思議な縁がある。毎月28日に縁日が立つが、自身の誕生日のその日、祖母がお参りをしてくれたと後に聞いた。以来参道入口にある揚げ饅頭は、今と昔を繋ぐ接点になっている。

そんな門前仲町に久々に行ってみた。お不動尊にお参りすると、何やら太鼓の音が聞こえてきた。どうやら本堂の祈祷のようで、覗くと境内は火を焚き、読経が木魂し、坊主が太鼓を打ち鳴らしていた。暫し見入ってしまったが、真言宗の密教に相応しい大迫力だった。

まだ4時前だったが、喉が渇いてきた。その揚げ饅頭屋を出て、向かい側を見ると行列が目に入った。聞くと4時から開く「魚三」の開店を待っているという。折角なので列に入り、開店と同時に飛び込んだ。殆ど一人で来た男達だ。待っていると酒が注がれ、信じられないような値段で新鮮な魚が出てきた。満員電車のような中、男達は肩を寄り添いながら黙々と酒を飲む・・・それは異様な光景だった。

Tuesday, 9 February 2016

明治は遠くなりにけり

先日、神楽坂のとある小料理屋に行った。若い頃、お金もないのに随分と通い詰めた店だ。お目当ては秋田の新政だ。今では考えられないが、当時は新政の樽酒を年中置いていた。小ぢんまりしたカウンターで飲む内に、いつの間にか虜になってしまった。

最初に連れて行ってもらったのが結婚前のSさんだった。例によってSさんは飲み過ぎてゲーゲーやっていると、婚約者が迎えに来た。そのSさんも10年ほど前に亡くなった。亡くなる直前、久々に飲みに行こうというのでご一緒した。抗ガン剤で毛髪がないがカツラをしていた。女将は歳を取っていたのでそれに気が付かない。2人の思い出話を横で聞いていて、涙が止まらくなかった。Sさんも女将もそれが最後になった。

その店も板前のSさんが養子になって継いだが、暫く前にSさんも亡くなった。女将は自身の祖母に良く似ていた人だった。祖母は三味線と小唄を晩年まで稽古していた人だったので、神楽坂の雰囲気と重なったのかも知れない。今回一緒した仲間は、「文化を語る会」と称して他愛もない話をした人達だ。気が付くとおそらく我々が一番古い客になったらしい、という話になった。店主も交代し全てが変わってしまった。明治は遠くなりにけり!そろそろここともお別れか?・・・誰もがそう思った日だった。

Sunday, 7 February 2016

札幌の雪まつり

冬の札幌を訪れた。今秋から雪まつりが始まることもあって、海外からの観光客も目立つ。相変わらず中国の人が多いが、中にはアジア、アフリカの人もいる。暑い国にいると、年中夏なので服装も変わらない。ところがやはりオシャレをしたいという気持ちもあるから、寒い国に行ってその服を着たいと思う。事実シンガポールなどのショッピングモールには、そんな人のためにダウンジャケットやスキー服を売っている。

思い出したのは香港財閥のRさん夫妻だ。今から30年前になるか、毎年冬になると成田を経由して北海道にスキーにやって来た。やはり金持ちのスケールは違うなと当時は思った。それが今やニセコのオーストラリア人ではないが、こうして誰でも来れるようになった。

都内に戻り、電車の中でテニスクラブのHさんに会った。こちらは土産袋を下げていたので「ご出張ですか?」と聞かれた。「はい札幌の雪祭りを見てきました・・・」と応えると、Hさんは「私も先週メルボルンに行ってきました。幸い全豪オープン、それもフェデラーとジョコヴィッチの準決勝を見ることが出来ました!」と言うではないか。そんな時代に隔絶の感がある。

Friday, 5 February 2016

Soft soap

South Korea legalized adultery last year. According to the newspaper, number of young girls going to the night club increased and unmarried couple became relax for their sex. I was surprised that such law existed till now.

In 80s to 90s, I used to go Korea on business. When I was drinking at bar, the bartender often asked me a soft soap. I didn’t understand the meaning of soft soap but was clear later. There was calling to my hotel room from unknown woman saying whether guest needed a companion in the evening. Drinking Korean style meant companion helped men without using their hands that my senior colleague told. So my colleague smirked if I said I would go to Korea.
 
I wonder Korea is tolerant or strict for sex. But it is sure that they like to pick up sex issue officially. The comfort women issue at WWII may be one of the tipical example.

Tuesday, 2 February 2016

冬の山科で

冬の山科を歩いた。京都から一駅の町は、観光地とは無縁の静かな住宅地だ。その家々は立派で、祇園に通う金持ちが住んでいるのだろうか?そんなことを思わせる風格がある。

山沿いの高台には、琵琶湖から流れる疎水の道が走っている。薄暮の寒い中、一人散策を楽しんだ。時折近所の人が散歩しているのとすれ違ったが、何か東京にはない優雅さを感じた。

夕方冷えた体を温めようと、もつ鍋屋に入った。中々美味だった。酒を頼むと地元の京生粋が出てきた。 スッキリしている酒だった。聞くと京都の佐々木酒造の酒だという。運んできた女性が「俳優の佐々木蔵之介さんの実家ですよ!」と言う。「ウーン、聞いたことないな」、「エッ!知らないんですか?・・・」、 何やら実家は兄弟が継いでいるらしい。