Friday, 4 December 2015

COP21

パリで国連の気候変動の会議、COP21が開かれた。テロの直後にも拘わらず、各国首脳が一堂に会したのは、流石フランスの政治力だと感心した。

そのCOPだが、10年ほど前に覗いて見たことがあった。場所はドイツの首都ボン、人口30万人の中堅都市であるが、市内は至って静かであった。バスを待っていると、自転車の通り過ぎるシューシューという音が唯一耳に入ってくる。会場へ行くのも専用電車と、環境に配慮していた。ところがその会議だが、本会議場は何時始まって何時終わるのかダラダラしている。始まったかと思うと、何を言っているのか殆ど聞き取れない。周囲はまるでサロンのようにザワザワ、真面目に聞いている人は居ない。

斯くして人々は身の置き場が無くなると観光に走る。ボンからちょっと電車に乗ればケルンの大聖堂やベートーベンの生家、映画にもなったレマンゲン鉄橋などに寄り、最後はビアホールに辿り着く。今回は華のパリである。さぞかし盛り上がるだろう。

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