鮎並を肴に
呉出身のTさんと広島の酒を飲みに行った。地元の「雨後の月」から始まり、神雷、龍・・・と珍しい酒が出てくる、新橋の知る人ぞ知る酒店である。家族を地元に残し、東京に出てきてから2年が経つので、そろそろ戻りたいと云う。良く釣ったという鮎並を肴に話が弾んだ。
呉と云えば戦時中の海軍工廠として有名だ。一時は50万人程の人が住んでいた大都会だった。暫く前に大和ミュージアムを見に訪れたが、今ではその面影は殆ど感じられない町になった。きっと戦争末期の爆撃でやられたのだろう、駅から煉瓦通りと称する中心街に掛けて、変にコンクリートの空間が続いている。
そんな話をしていたら、Tさんが「だったら倉橋島がいいですよ!」と云う。山本五十六が泊まった宿があるという。海軍兵学校の江田島には昔行ったが、これは知らなかった。いつか行ってみたい場所がまた一つ増えた。
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