Tuesday, 24 November 2015

パリのテロと移民文化

パリで大きなテロがあった。130人もの市民が犠牲になり、300人以上の人が負傷した。暫く前に新聞社を襲った事件があったから、又かという思いだ。

犯人はISと云うが、年毎に増す治安の悪さは、起こるべきして起こった感もある。昔はジプシーのスリや、バスク独立の過激派をマークすればよかったが、この10年で大分様子が変わった。特に今まで郊外にいた中東の移民が、日中からパリ中心部を闊歩するようになってきたからだ。

そもそもフランスは移民で成り立っている国である。アルジェリア、ベトナムの旧植民地や、ロシア、ポーランドなど政治的に迫害された貴族を受け入れた。中国人も13区にチャイナタウンがある。その大らかさはカソリック精神から来たのか、果ては豊かな土地のグルメ文化から来たのか、良く分からない。フランス人は女性的である一方で、ラ・マルセエーズの歌詞(血まみれの旗・・・武器を取って隊列を組んで進め!)に象徴される強かさがある。どう国が治まるのか、気になる。

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