Tuesday, 22 September 2015

ラフマニノフの旅愁

シルバーウィークは自宅で音楽鑑賞だ。久々にラフマニノフのピアノコンチェルト2番を聴く。哀愁があり情熱的なメロディーは、何か遠い昔の記憶を呼び起こす。それもそのはず、この曲をテーマにした映画「旅愁(September Affair)」と重なるからだ

物語はイタリアに出張で来たアメリカ人のビジネスマンが、飛行機に乗り遅れる処から始まる。飛行場に戻ると、乗っていたはずの飛行機が墜落していた。そしてピアニストの女性と知り合い運命の恋に落ちていく。ただ時間が経つと、彼が生きていると知った奥さんがやって来て別れが訪れる。彼女の弾くラフマニノフが別れを奏でる・・・。若い頃良く海外出張に出ていたので、そんな出会いを夢見ていた。ところが飛行機に乗り遅れることもなければ、遂にピアニストも現れなかった。

最近、この映画の主演を務めたジェーン・フォンテーヌという女優が、何と日本生まれと知った。大正時代に英国からやっていた英語教師の子供だった。以来、ラフマニノフがより身近な曲になった。
 

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