名門東芝が不正経理で大きく傷付いた。先日、昔の仲間が集まった時にもこの話題で盛り上がった。どうしたあんな大企業がこんなことをするのだろう?誰しもが首を捻った。「数字は作るもの」とは言われるが、倫理感は働かなかったのだろうか、会計士は知っていたのだろうか?疑問は尽きない。
背景には派閥争いがあったと言われる。赤字から一転黒字になったり、他社の業績が振るわないのに東芝だけが良かったり、その不自然さに気が付く人はいなかったのだろうか。結局、「中々経理は外部からは分からないから、最後は内部告発しかないね」というオチでお開きになった。
ふと思い出したのは漫画の「島耕作」だ。初芝電器で社長まで登り詰めるシリーズで、日本企業の人間模様が面白かった。作者の弘兼さんは早稲田を出て電器会社に入社したと聞いていたので初芝はずっと東芝と思っていた。ただご本人は松下電器だった。漫画に出て来るドロドロとした人間関係を思い出すと、今回の事件が分かり易くなる。
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