Tuesday, 28 April 2015

バルセロナの不思議

錦織選手がバルセロナオープンで優勝した。決勝はややひやひやしたが大したものだった。これで2連覇、由緒あるトーナメントでナダルに肩を並べるようになった。それにしてもバルセロナって分からないことが多い。

例えば、テニスはこれからイタリアオープン、ローランギャロス、ドイツオープンと国際大会が目白押しだ。それはまるでイチゴや野菜の収穫のように初夏のヨーロッパを北上する。その矢先がマドリッド大会である。どうして同じスペインで2つの大会が続くのだろう?以前チェロのカザルスを引き合いに出したが、ひょっとしてカタロニアと関係があるのだろうか。

それから今回バルセロナオープンが開かれたゴドーという倶楽部である。大会の名称はゴドー伯爵杯(Trofeo Conde de Godó)である。ローラン・ギャロス氏が地中海を横断した飛行士のように有名かと言えばそうでない。スペインに駐在したKさんに聞いても、ゴドー伯爵は誰だか分からない。ひょっとして、作家サムエル・ベケットの「ゴドーを待ちながら(Waiting for Godot)」のゴドーかと思ったが、全く関係はないようだ。テニスも沙流ことながら、まだまだ興味は尽きない。

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