酒好きが集まって、酒自慢の会を結成した。メンバーが自慢の酒を持ち寄り、静かに吟味する。第1回は神奈川の酒「隆」と「泉橋酒造の生もと」である。場所は持ち込みが許される、とある会社の接待用ラウンジを借りた。
全員の杯が行き届いたところで、そろりと口に含む。して感想は・・・、新潟のような透明感や神戸のような重みはない。ただ誰かが「昔の酒のようだ」と称していたように、飲み終わってから仄かな癖が残る特徴があった。参加者の1人が「尖っている」と表現していたのは、極めて陽を得ていた。
メンバーはあえて絞り込み5名で発足した。その内、話を聞きつけた酒飲みが「俺も入れてくれ」と言ってくる。その時は、「中々会の規則が厳しいのでごめんなさい」とまずは断る。すると益々入りたくなるので、そこで「貴方だけだよ!」と言って仲間に入れるやる。そんな先のことまで計算しているから、余計酒が旨くなる。
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