大塚家具の父と娘が対立する騒動があった。軍配は娘に上がったが、株主の長老が親子が喧嘩しているのを見て、「そんな店の家具を誰が買いたいと思うか」と言ったのが印象的だった。
フランスでも同じような父と娘の対立が話題になっている。フロント・ナショナル(FN)の党首である娘のマリーヌ・ルペンが創業者の父ジャンマリー・ルペンのユダヤ人発言を巡っての話である。元々お父さんのジャンマリーは生粋の移民排斥主義者である。ナチスやアメリカ南部のKKKではないが、諸悪の根源は移民だと思っている。昔から広場で突然ラ・マルセエーズの国歌合唱があると、まずFNの集会だった。
特に先日のパリ風刺雑誌の襲撃以来、アラブ排斥の機運は高まっており、娘が首相になる日も次第に現実的になってきた矢先であった。父親としては「私の教育が間違っていた」と思うが、この2つのケースを見る限り、娘の主張の方が現実的な気がする。娘に任せたなら親は身を引かねば・・・。
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