親父バンドのロンリーハーツの歌がある。・・・ギター抱えて集まれば、あの頃と少しも変わらない・・・歌うのは加山雄三、谷村新司、さだまさし、森山良子、南こうせつ、アルフィーの豪華メンバーだ。光陰矢の如し、気が付けば還暦を超えあっという間に過ぎてしまった今だこそ歌える歌だ。
ギターではないが、週末はテニスラケットを抱え30数年ぶりに母校のコートを訪れた。集まったのは正にコートの虫ならぬテニスの申し子だ。青春時代を過ごしたコートでテニスする幸せは格別の感がある。今のコートがあるのは俺が必死でローラーを牽いたからだ!・・・誰もが心の底でそう思っているのが伝わってくる。
一方で華やかなテニスは、やった人なら分かるが下剋上の厳しいスポーツである。テニスが上手い人が偉くて下手な人が下に置かれる、そんな世界を享受しなくてはならない。ボールを打っていたより、疲労と屈辱に耐えた時間の方が長かった・・・取り分けレギュラーの座を巡って熾烈な思いが蘇ってくる。一口に・・・あの時と少しも変わらない・・・と言ってもその味はとても苦い。それでもこうして集まるのは、プラスマイナスのプラス、何かがある。
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