Wednesday, 18 March 2015

風に立つライオンと長崎大学

楽しみにしていた映画「風に立つライオン」を観に行った。予想していた通り、原本に忠実で無駄のない演出がとても良かった。主役の大沢たつおも適役だったし、演出はさだまさしのきめ細かな人柄が伝わってくるようで、誠実で自然だった。

改めて長崎大学って凄い、そう思わせた映画だった。今月の読売新聞では外科医から宇宙飛行士になった向井さんが特集されているが、兎角医学部って聞くと、そうした上昇志向の人ばかりかと思っていた。ただこうして僻地の診療所やアフリカまで出て行く医師が、それも大学ぐるみでやっているとは知らなかった。

映画でも最後にさだまさしの歌が流れる。「・・・貴方や日本を捨てた訳ではなく、僕は今を生きることに思い上がりたくなく、淀みない命を生きたい・・・あなたの幸せを祈っています・・・」、美しい旋律と映画に携わった人々の声が伝わって来る。その人達の情熱に思いを馳せた。

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