Tuesday, 31 March 2015

異動の夢

異動の季節である。給料が上がったせいもあって、夜の街は普段にない賑わいを見せている。去る人、来る人、新たな分かれと出会い、サラリーマンにとって人生の岐路である。

とある送別会に出ていたら、中々いいスピーチをする人が居た。兎角自分の体験を語りがちになるが、その人は時代の背景と重ねていた。例えば仕事を始めたのが民主党が政権を取った時で役所の仕事が変わったとか、その後大震災があったり、安倍政権が誕生した2012年の暮には子供も生まれ、消費税こそ上がったが、今では株価も回復してきたので少し養育費が楽になった・・・云々。人生を客観的に捉えることにより、聴衆をその時代に引き摺り込んでいた。

そんな歓送会が続く中、ある晩に夢を見た。それは自身の異動の夢だった。上司に今度スイスに行ってもらいますかと辞令を貰った。隣に居た人に羨ましいと言われ、暫くして目が覚めた。旅行ばかりしているのでそんな夢を見るのかと思ったが、何とも楽しい夢だった。現役を見ていて羨ましくなったのかも知れない。

Suntory Hakushu

I am a whisky lover. Not only drinking at bar, I like to visit distillery and taste pure whisky there. I have already visited Macallan and Grenfiddich at Speyside, Famous Grouse and Bell’s at Lowland, Talisker and Highland Park at Islands in Scotland, Bushmills, Jameson and Tullamore Dew in Ireland, Suntory at Yamazaki, etc.

This weekend, I went to Suntory distillery at Hakushu with my friend. It was a big distillery that I have ever seen located at the foot of Japan Alps. We paid Yen3,500 each and were served 18 years Hakushu, 12 years Hibiki, Jim Beam, 12 years Bowmore, etc with good hors d’oeuvre. We enjoyed different taste of whisky.

There were Ballantine’s, Laphroaig, Scapa, Canadian Club, etc., at bar as Suntory is familiar with such traditional company. It takes 2 hours train from Tokyo and is highly recommended place to visit.  

Saturday, 28 March 2015

Sakura sentiment

Spring has come. It is a cherry blossom season in Japan. We call it Sakura in Japanese. Japanese people are very sensitive for the change of four seasons. Season starts in spring and Sakura is a symbol for it. They recognize themselves overcoming cold winter days and living now.

Today I went to Ueno and Yushima for seeing Sakura. It is a downtown area and famous for Sakura viewing spot in Tokyo. A lot of visitors including foreigner were enjoying a spring day. After taking a walk around the pond, we went to traditional Japanese restaurant for eating and drinking sake. It was a very sic day.

Sakura has special sentiment for Japanese. It blooms beautifully but falls in short time. That’s a life of us.

Thursday, 26 March 2015

桂離宮から松尾大社へ

京都の桂に行った。折角なので桂離宮を訪れた。駅から歩くこと20分、やっと辿り着くと入口にネクタイとスーツ姿の係員が立っていて、「許可書はありますか?」と聞かれる。どうやら予約制らしく、「持っていません」と答えると鮸膠もなく断られた。係員は宮内庁の職員で、今だに天皇家の領地を管理していた。

仕方が無いので、嵐山線に乗り近くの松尾大社に寄ってみた。決して有名な観光地ではないが、700年代に造られた国宝級の寺であった。あまり神社仏閣には興味が無いが、長きに渡り残っていること自体が驚きだ。寒かったので境内の茶店で熱燗を一杯頼んだ。

最後は梅宮神社、名前の通り梅で有名な寺というが、残念なことに既に散っていた。ペリーが来航したのがたった150年前、それまでは本当に静かでゆったりした処だったのだろう。所々に残る面影に思いを馳せた。

Wednesday, 25 March 2015

西条の酒蔵巡り

桜が開花したとはいえ花冷えの寒さが続く。そんな中、小雪の舞う西条を訪れた。西条は広島市から電車で30分の酒蔵の街である。有名な賀茂鶴は、先日オバマ大統領が来日した際にすきやばし次郎で飲んだ。

街は白壁と赤煉瓦の煙突が立ち並ぶ古風な趣があった。早速福美人からスタートし、賀茂鶴、亀齢、西條鶴、そして賀茂泉と廻った。福美人を除き皆無料で試飲させてくれるのが何とも嬉しい。都会から来た若い女性や外人が多い。行く先々で「さっき飲んでいましたね!」と声を掛け合う。

西条の酒の特徴はその円やかさにある。ゼリーを飲んでいるような触感はやはり良質な水からくるのだろうか。どこの酒蔵にも仕込み水の井戸があり、近所の人が夕方になると水を汲みに来ていた。その風景は野沢温泉の外湯のように、地元に根付いた伝統を感じた。

Sunday, 22 March 2015

テニス版のロンリーハーツ

親父バンドのロンリーハーツの歌がある。・・・ギター抱えて集まれば、あの頃と少しも変わらない・・・歌うのは加山雄三、谷村新司、さだまさし、森山良子、南こうせつ、アルフィーの豪華メンバーだ。光陰矢の如し、気が付けば還暦を超えあっという間に過ぎてしまった今だこそ歌える歌だ。

ギターではないが、週末はテニスラケットを抱え30数年ぶりに母校のコートを訪れた。集まったのは正にコートの虫ならぬテニスの申し子だ。青春時代を過ごしたコートでテニスする幸せは格別の感がある。今のコートがあるのは俺が必死でローラーを牽いたからだ!・・・誰もが心の底でそう思っているのが伝わってくる。

一方で華やかなテニスは、やった人なら分かるが下剋上の厳しいスポーツである。テニスが上手い人が偉くて下手な人が下に置かれる、そんな世界を享受しなくてはならない。ボールを打っていたより、疲労と屈辱に耐えた時間の方が長かった・・・取り分けレギュラーの座を巡って熾烈な思いが蘇ってくる。一口に・・・あの時と少しも変わらない・・・と言ってもその味はとても苦い。それでもこうして集まるのは、プラスマイナスのプラス、何かがある。

Thursday, 19 March 2015

千鳥ヶ淵の戦没者墓苑

千鳥ヶ淵の戦没者墓苑を初めて訪れた。綺麗に手入れされた庭園の中に六角堂と称する屋根があり、その下に遺骨が眠っていた。献花台は訪れる人々を迎える用意があった。碑には(抽象的に)先の大戦・・・と書かれており、海外で亡くなった240万人の内、36万人が法要されているという。

暫く椅子に座っていたが、不思議と何も感じられない変な場所だった。どこに向かって手を合わせたらいいのか、まずその墓標がないからだ。ただ献花台と小さな納骨堂が申し訳ないように設置されている。来訪者が手を合わせると、その先にある皇居に向かって頭を下げているような気分になる。「天皇陛下万歳!」と散った人々なら尚更、もういいよという声が聞こえてくるようだ。

教分離とか靖国の反動だろうか、無色透明な慰霊場所を作ったのはいいが、これではあんまりだ。せめて故人のことを思うなら靖国神社一本でいいじゃないか、そんな気にさせる施設だった。

Wednesday, 18 March 2015

風に立つライオンと長崎大学

楽しみにしていた映画「風に立つライオン」を観に行った。予想していた通り、原本に忠実で無駄のない演出がとても良かった。主役の大沢たつおも適役だったし、演出はさだまさしのきめ細かな人柄が伝わってくるようで、誠実で自然だった。

改めて長崎大学って凄い、そう思わせた映画だった。今月の読売新聞では外科医から宇宙飛行士になった向井さんが特集されているが、兎角医学部って聞くと、そうした上昇志向の人ばかりかと思っていた。ただこうして僻地の診療所やアフリカまで出て行く医師が、それも大学ぐるみでやっているとは知らなかった。

映画でも最後にさだまさしの歌が流れる。「・・・貴方や日本を捨てた訳ではなく、僕は今を生きることに思い上がりたくなく、淀みない命を生きたい・・・あなたの幸せを祈っています・・・」、美しい旋律と映画に携わった人々の声が伝わって来る。その人達の情熱に思いを馳せた。

Tuesday, 17 March 2015

Ameri-Kahn Sniper

I saw a movie “American Sniper” which took Academy awards in 2015. It was a war movie with human heart and was produced by Clint Eastwood. His “Iwo Jima” was one of my impressed movie that I have ever seen.

Few weeks ago, there was an article in Le Point that made an ironical issue for American Sniper. It was a DSK using his name as “Ameri-Kahn Sniper”. DSK stands for Dominique Strass Kahn, former Managing Director of IMF. He is now under prosecution for the sex scandal at Lille court in France. Cartoon interestingly says he is mixing the affairs in NY and Lille.

American Sniper was realy hero in US local town. DSK is very difficult for being the hero in France.

Friday, 13 March 2015

4年目の黙とう

2時46分、全員が黙とうを捧げた。あれから4年、色々な事が走馬灯のようにの脳裏を掠めて行く。津波で犠牲になった人々のみならず、誰もがあの日を境に生きているようだ。福島から去る人もいれば、これから福島に向かう人もいる。復興関係だろうか、親に付いてこれから福島での生活が始まろうとしている。

そもそも地震や津波は昔から日本で珍しいことではなかった。例のペリー提督も2度目に浦賀に来た時、風景が一変していたのに驚いたと記している。1985年の安政江戸大地震だった。更に驚いたのは、人々が何もなかったかのように復興作業に取り掛かっていたことだ。これは英国外交官サトウが横浜の火災に出会った時に、同じような印象を持ったと言っている。つまり日本人のDNAには地震、津波、火事が組み込まれているのだ。

ただ今回は放射能汚染が加わったので、事態はちょっと異なる。嘗てない世界で、核のゴミ処理も道筋が立たない。桃が咲き始めたが、被災地の春はまだまだだ。

Tuesday, 10 March 2015

Piketty and dog

I have two dogs. One is 14-year-old Labrador and other is 2-year-old Golden Retriever. I leaned an interesting thing from them the other day.

I used to give fish bone to Lab but don’t give it Golden. Golden only eats dog food. On the contrary I allow Golden to come to the sofa but don’t allow Lab to do that. Dogs are obedient so that they do not complain and accept this discrimination without any problem. It means dog does not have a sense of equality.

 French economist, Thomas Piketty is becoming a new leader who warns the wealth gap being bigger around world. This based on people have a right to eat same thing and live same sized apartment. But I am very skeptical his starting point to be sure when I see the behavior of dogs.

Monday, 9 March 2015

コニャラの歌と館林

ほんのりするCMにコニャラの歌「未来へずっと」がある。猫の親子が寄りそう癒し系で、日清製粉のコマーシャルである。

先日群馬の館林で時間待ちをしていたら、駅前にその日清製粉の記念館があるというので寄ってみた。入ると創業者の正田貞一郎氏の足跡を綴った真新しい建物だった。建物に隣接して洋館が保存されていたので、これってひょっとして五反田にあった正田邸?かと思った。ところがそこは創業者の家だった。

正田家は日本を代表する名家である。貞一郎氏の子息が英三郎氏、美智子妃のお父さんである。舘林は工場以外に然したる産業もない静かな駅である。ここが昭和のドラマの発祥地だったとは意外だった。

Thursday, 5 March 2015

戦艦武蔵の発見

戦艦武蔵が遂に発見された。映像を見て興奮した人は多かっただろう。船首に菊の御紋さえなかったが、フィリッピン沖の雄姿は紛れもなく日本の船であった。

発見したのはマイクロソフトの創業者だった。小説家のクライブ・カスラーも難破船を発掘しては、それをヒントにダーク・ピットシリーズを書いている。金持ちになるとタイムマシンに乗って旅してみたい気になるのだろうか、歴史の瞬間に立ち会うことが究極の喜びになるのは分かる気がする。

武蔵は長崎の三菱重工で造られた。戦時中にて監視が厳しく、丘に建っていたグラバー邸も接収された。スコットランドから日本に来て薩摩の若い人を英国に留学させたトーマス・グラバーの家だった。住んでいたハーフの子息はスパイに見られ、その煽りで終戦の間近に自殺した。武蔵に纏わる話は沢山あるが、忘れられていた過去が蘇ってくる。

Wednesday, 4 March 2015

不倫の外務の本

自殺の大蔵、汚職の通産、不倫の外務・・・その外務省を舞台にした佐藤優の本は面白い。極めつけは官能小説と自身が称する「ハレンチ外務省」である。少々モラルに欠けるという批判はあるが、実話を基にしているだけあってリアルだ。練れた文章も冴えている。

著者の代表作は「国家の罠」である。その後の厚生省事件の展開にも大きく影響を与えた。ただ個人的には「自壊する帝国」や「外務省に告ぐ」が好きだ。海外話が多く、毎日のニュースを解くヒントがあるからだ。例えば先日日本が潜水艦技術をオーストラリアに供与する話があったが、本の中でオーストラリアは英国連邦のインテリジェンスを担当しているので北朝鮮の情報を持っているという件があった。またイスラム国勢力にチェチェン人が台頭している記事があったが、チェチェン人は男系七代続く血の報復の掟があって、トルコに亡命した一派が場所を変えて報復しているとか、流石元外務省の情報官でないと分からない世界だ。


氏の本は殆ど人物が実名で登場する。こんな事をしていると周りの人は引いて情報を提供しなくなってしまうのでは・・・そんな肝っ玉の小さい者の心配を他所に、エネルギッシュな創作活動続けている。

Monday, 2 March 2015

現実となる死

3人に1人が65歳以上の日本、寄ると健康と年金の話になる。身体のどこが悪いの、年金受給の開始は何時だの、何処に行っても話題は変わらない。人はいつか死ぬと分かっていても、その現実と一線を画して誰もが生きている。

そんなある日、70歳のWさんが健康診断に行った。Wさんは未だ半分現役で見た目も若々しい。特にゴルフの飛距離こそ落ちたものの、取り立てて目立った病気もない極めて恵まれた人だ。人生これからだと思っていたところ、医者の何気ない一言にハッとした。それは「貴方の身体は特に問題ありません。平均寿命位まで大丈夫でしょう」であった。男の平均寿命は80歳なので、「貴方はあと10年位でしょう」と死刑宣告された気がした。

勿論それは一般論だろうが、今まで意識していなかった死が現実のものになった瞬間だった。最近は戦時中の特攻のTV番組も多く、若い搭乗兵が特攻志願の〇印を付けた瞬間に初めて死を意識するという。人の命は有限である・・・誰もが分かっていてもいざ自分の事として受け入れると怖くなる。