冬の富山に行った。越後湯沢でほくほく線に乗り換える。八海山の雪景色が終わると日本海の荒海が見えてくる。六日町、十日町、魚津・・・名前を聞いただけで旅情が駆り立てられる。車中は何と言っても鱒寿司だ。どうやらこの鱒はロシアから持ってくるそうだが、竹で圧した作りが手が込んでいて好きだ。
そのほくほく線だが、来月の14日から北陸新幹線が開通するのでローカル線になる。そのため多くの鉄道ファンが写真を撮りに来ていた。早くなるのはいいが、このアナログ的な路線は代えがたいものがある。
富山城に登り、早めに桜木町に繰り出した。昔一緒に出張したAさんが、「冬の富山湾は甘エビ白エビ、寒ブリ、ホタルイカが最高だね」と言っていた事を思い出した。今晩は旨い魚を食べたい!、こういう時は地元の人に聞くに限る。酒屋の親父さんに教えてもらい、入った居酒屋はとても良かった。寒ブリは既に旬を過ぎ、代わりにガンドぶりになっていた。三笑楽、風の盆、常きげんなど珍しい地酒にも出会えた。やはり冬の北陸は遥々行く価値がある。
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