Tuesday, 27 January 2015

駅伝のタスキ騒動

今年の都道府県駅伝で、愛知の選手がタスキを投げて失格になった。第一走者の高校生がゴール手前で脱水状態になり朦朧とする中、あと数センチでタスキが渡せなかった。その後、愛知チームは、箱根駅伝で活躍した青学の神野の力走で大きく挽回したが、結局幻のレースになってしまった。

駅伝は日本が発祥の地という。その起源は知らないが、たまたま読んでいる「ペリー提督、日本遠征記」の中にそれに近い話が載っていた。それは郵便夫の話である。ペリーは日本の歴史のみならず、金属、木材、医学等々詳しく調べていたが、配達も記していた。「郵便夫は二人一組で全力で走り、自分達の区間の外れまで来ると次の郵便夫が待ち構えており、近寄るやいなや郵便物を投げ渡し・・・」という件である。

所詮タスキは渡ればいい。今回はどう考えても失速した高校生が可哀相だ。ルールの原点回帰が望まれる。


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