京都は伏見に行った。近くに寺田屋があると云うので寄ってみた。寺田屋は寺田屋事件で有名な旅籠だ。坂本龍馬が薩長同盟の後、祝杯の最中に襲われたり、薩摩藩士が敵味方に分かれて刀を交えた。
中書島駅から歩くこと数分、当時の面影が残っていた。遥々来た甲斐があった。龍馬はここで切られ、近くの武家屋敷に逃げた。運よく薩摩藩に救われたが、その屋敷は今では月桂冠の酒蔵になっている。その月桂冠に寄ると、スコットランドのウィスキー醸造所を思わせる展示と、嬉しいことに無料の試飲があった。何と昭和40年代の月桂冠復刻版と称するここだけのブランドを飲ませてもらった。それはコクがありビックリする味だった。
あまり気が付かなかったが、伏見桃山の辺りは路地も小ぢんまりして、京都でないと見れない街並みが残っている。今度は人気のある伏見稲荷と、寺田屋ならぬ新選組の池田屋に行ってみたい。
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