「街の広告撮影」でも触れたが、同じ場所にいても人によって見ている対象が違うことがある。いつも一緒にいる人が、全く違う物を見ていたと気づくと、驚いてしまう。
先日夕方になってSさんがやって来た。ビルの窓際に立ち、陽が暮れる丹沢山系を眺めていた。「丹沢は綺麗ですね、今年ももう終りですね」と横から話し掛けると、「ちょっとちょっと」と肩を叩かれた。そして「その向うが白峰三山の北岳、仙丈、甲斐駒・・・あの稜線が見えます?」と云う。どうやら視線はその向うに釘付けだったようだ。それが分かったので、すかさず「そこは夜叉神峠から入るのですよね!」と返すと、「あなた、山やっていたの!?」と、山の話題で盛り上がった。
この季節、陽の入りは早い。空気が乾燥しているせいか、遠くの景色はクッキリ見える。富士山や丹沢山系だけでなく、その先の南アルプスも見えるのだ。
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