ル・ポアン誌にスイスの娼婦の話が出ていた。スイスでは現在1188人が娼婦として登録されているが、この数はこの3年で3倍に膨らんだという。
彼らの多くはフランスからの移民で、国境近くのアヌシーやリオン経由で入ってくる。娼婦は100フラン(約12000円)の登録料を払って仕事をし、一月で15~20千フラン(約180~230万円)を稼ぐという。多くは健康診断が義務付けられたプロだが、全体の10%程はリスクを冒した素人という。先般その未登録のマッサージ店がその摘発を受けた。
ヨーロッパで凄いのはこうした公娼人を極めて正確に把握していることだ。数は元より、その国籍などの統計を公表している。フランスではEUの拡大により、ルーマニアなど東欧からの移民が増えたが、今回もその競争激化の煽りだろう。スイスは一見健全なイメージだが、ジュネーブの公園では昼からクスリ注射の若者を良く見る。山に囲まれ冬が長い国だけに、閉鎖的な風土がそれを助長している。
No comments:
Post a Comment