早稲田大が慶応大の滑り止めになったという記事があった。両校を受験して受かると、慶応を選ぶ学生が多いというからだという。受験をしたことがないので真偽は良く分からないが、そんな単純なものでもない気もする。
早慶は永年のライバル、バンカラな早稲田と慶応ボーイに代表されるスマートさは、代は変われどそう簡単には変わらない。銀座、六本木が慶応の溜まり場なら、早稲田はやっぱり新宿が似合う。「青春の門」の主役は早稲田でないと務まらないし、スキー・サーフィンの若大将は慶応だ。吉永小百合が早稲田なら紺野美佐子は慶応・・・挙げれば切がない。
早慶の違い、それをある人が明快に語ってくれた。それは・・・「早稲田は大学から入って来た人が偉そうにしているが、慶応は下から来た人が幅を利かせている」というものだ。早稲田は高校から始まるが、慶応は幼稚舎から始まる・・・その違いが学生の気質になる。大学入試は世間的見れば関ケ原、ただそんな苦労をしないに越したことはない、そう考えるのは慶応の下から来た生え抜きだ。それに比べて早稲田はまず大学ありき、だから学院出身者は入試組に引け目を感じるという。
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