Saturday, 18 October 2014

銀座の寿司屋

ワケあって銀座にお寿司を食べに行った。久々の銀座は、相変わらず高級感が漂っていた。若い頃はそのうち馴染みの店が出来て、足繁く通う日々を疑わなかった。それがその内縁遠くなり、気が付けば昔の景色なっていた。

してカウンターに座り寿司を注文した。客は常連風ばかり、隣はこれからご出勤のチーママを連れた男だった。薀蓄と自慢話に1人で盛り上がっている。店は昭和28年の開業で、板前は開業当時から来続けており、今では90歳を過ぎるという。羨ましいようなそうでないような複雑な心境になる。

バブルが弾けて20年以上が経った。嘗ては交際費と出世払いで何軒も梯子したものだ。帰りは決まってタクシーだったから、今から思えば夢のような世界だった。サラリーマンが去り、飲んでいるのは自営業の人達なのだろうか?と余計な事を考える。

終わってから行き慣れた「ライオン」に寄った。銀座は遠くなりにけり。

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