「Youは何しに日本へ?」というテレビ番組がある。成田空港で待ち伏せし、来日の理由を聞く。場合によっては取材旅行までしてしまう。スイスから来たお母さんが息子と中山道を踏破したり、48時間の耐久徒歩大会、ロシアの舞踏団、車椅子の指導員・・・毎回楽しませてもらっている。
面白いのはその意外性だ。四角四面の日本社会をズカズカと横切って行く、それでいてユーモアと温かさがある。見ていて結構知らなかった日本を知る事も多い。思えば江戸の浮世絵、大正の上高地や軽井沢、最近ではミッシュランの高尾山等々、身近な価値を発見したのはそうした外の目だった。
寿司屋に行くと、日本人はまず刺身から始め寿司は最後に食べる。一方外人はまず寿司でお腹を満たしてからゆっくり酒を飲む。蕎麦屋も同様だが、真似してみると結構行ける。舌が新鮮な内にメインを楽しめるからだ。まだまだ身近な発見があるかも知れない。
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