Thursday, 14 August 2014

サルコジのあの日あの時

ネットの社会は恐ろしい。特に過去がずっと付きまとう。いい事ばかりならいいが、忘れたい事もある。一般人のみならず、有名人に至ってはマスコミに出る分尚更だ。8月10日のル・ポアン誌にはサルコジ前大統領の話が載っていた。1984年のその日は彼の前の奥さんと最初に出会った日であった。ただ一緒に居たのは前の前の奥さんと、前の前の奥さんで彼の友人のジャックという男だった。当時はそれを知る由もなく、フランクに時間を過ごした二家族であった。

暫くして彼はその友人の奥さん(セシリア)と結婚し、11年を一緒に過ごしたが、セシリアの浮気旅行を切っ掛けに分かれた。新聞には表現はドギツイが、「寝取ったが寝取られた」と書いていた。

サルコジ(Sarkozy)は当時ヌイイ市長だった。ヌイイ(Neuilly)はパリ市の西に隣接し、ブーローニュの森に囲まれた高級住宅地である。そこで彼を有名にしたのが爆弾男事件だった。体に爆弾を巻き付けた男が幼稚園に立て籠もり大騒ぎになったが、市長の彼は陣頭に立って指揮し、犯人を射殺し幼児を無事解放した。その後は順調に出世、2007年には大統領まで登り詰めた。今はスペイン系の元モデルと結婚して6年になる。幾らアムールの国とはいえ、ネットは忘れたいアムールまで、それも昨日のことのように蘇えさせる。

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