使っていない雨戸の隙間から、ゴーゴーという音がした。最初はファンでも廻っているのかと思ったが、それにしても凄い音だ。恐る恐る中を覗くと、何と大量の虫が群生していた。
良く見ると、どうやらミツバチらしく、破れた穴から入って来たようだ。ビックリして殺虫剤を吹き付けると大変な騒ぎになった。穴から出ていく者もいるが、殆どは重なり羽を鳴り続けている。数時間経ってやっと物音が鳴り止んだ。早速大工を呼んで雨戸の修理を頼んだが、大工はミツバチを飼っているという。「お客さん、早く行ってもらえれば俺が貰いに来たのに。掃除機で吸い取って持って帰ったのに」と言われた。
暫く前だが、ミツバチが姿を消したというニュースを見たことがある。あまり気にしたことはなかったが、居るところには居るもんだ。大工から「それは日本ミツバチだ、刺さないよ!」と言われ、何か複雑な心境になった。
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