Tuesday, 1 July 2014

ジェムソンのウィスキー

W杯でウルグアイの選手がイタリアの選手に噛み付いた。前科もあるらしく、暫く出場停止になった。人を噛む性癖は身近にも多く、酔っ払いに襲われ思わず相手の耳を齧ってしまった人もいた。

噛むだけならまだいいが、人肉を食べるカンニバル(Cannibal)もいる。今日のル・ポアン誌にウィスキーのジェムソンの話が出ていた。ジェムソン家のジェームズは、1800年後半にアフリカで失踪したリビングストーンを探すスタンレー隊に参加した。場所はベルギー領のコンゴ、人食い人種がいると聞いてその村に行ってみた。言われるままに金を出して11歳の少女を買うと、村人は彼の目の前で少女を殺し料理したという。何とも背筋が凍る話だが、彼はその光景をスケッチしたという。

アイルランドを代表するウィスキーのジェムソン(Jameson)は、殺し屋が一仕事やる前に引っ掛ける、IRAの小説では無くてはならない飲み物だ。その格言は「よそ者はいない、二度と会えない友がいるだけだ」。生々しい歴史とスピリットが染み込んでいる。

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