Friday, 6 June 2014

D‐Day70周年

今日はDーDay、ノルマンジー上陸の記念日だ。今年は70周年の節目であり、セレモニーには旧連合軍の首脳が集まる。先週までG7で非難されていたロシアのプーチン大統領も参加するし、オバマ大統領、エリザベス女王など19カ国の元首が集まるという。

ところで今年の会場はソード海岸(Sword beach)だ。英軍が無傷で上陸した地点である。近くにオイストレ-ハム(Ouistreham)の港がある。そこはフランス軍が単独で奇襲した場所として有名だ。キ-フェ(Kiefer)隊長以下のコマンドの活躍は、映画「史上最大の作戦(The Longest Day)」に十分紹介されている。また近くには英国のグライダーが強襲したペガサス橋もある。昨日チャールズ皇太子が訪問したようだ。橋の袂のキャフェは健在だし記念碑や当時を偲ばせる博物館も多く、フランスで最初に解放された家もある。

余談だが、オイストレ-ハムのハム(ham)は英語で村の意味だそうだ。英国のバッキンガム(Buckingham)もそうだし、ケンジントン、ウォートンのトン(ton)も同様の意味だそうだ。これは司馬遼太郎の愛蘭土紀行の受けおりだ。ローマ時代の名残がDーDayを経て現代に生きている。

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