そのローラン・ギャロス、テニス仲間のAさんも遥々日本から観戦に行った。グランドスラムと称して、4代大会観戦の最終戦だ。出発前にいろいろ大会の楽しみ方を授けた。その一つはスポンサー観戦である。大会では定番のスポンサー、例えば車だとプジョー、銀行はBNPパリバ、飲料はぺリエ、中でもワニのマークのラコステは有名だ。彼方此方に立っているコンパニオン(案内係)は、モデル顔負の美女達である。最新のラコステ製ユニフォームに身を包んだ姿は、ローラン・ギャロスのもう一つの華である。
それから観客、別名パトロンと呼ばれる有名人の見物だ。フランス革命の貴族階級(Noblesse)と市民階級(Bourgeoisie)のように、彼らの着ているものから違う。今の貴族は芸能人、政治家、財界人、そして嘗ての名プレーヤーである。正面の席に座り、支給されたお揃いの帽子とネクタイ姿、女性はドレスで着飾っているので直ぐ分かる。庶民としては、憧れのスターを身近に見ることが出来る。
そしてショッピング、会場にはテニスウェアなど記念グッズが沢山ある。取り分け定番のTシャツは毎年デザインが代わる逸品だ。またローラン・ギャロスのある16区はブーローニュの森に隣接する高級住宅地である。いいレストランやブティックが多く、帰りに寄るにはいい場所だ。
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