5月からクールビズ(Coolbiz)が始まった。ネクタイをしないでいいと思うととても爽やかだ。今まで我慢していたことが嘘のようだが、環境大臣だった小池百合子さんが言い出すまではネクタイ文化が絶対だった。国がドレスコードまで決めるのはどうかと思ったが、如何にも日本らしい転換だった。
先日、とあるゴルフコンペに参加した。平日だと云うのに、団塊世代を中心に40人以上が参加する大コンペであった。参加者は殆どが顔なじみ、気心の知れた人達だ。いつもラフな格好で集っている仲間だが、ゴルフとなると皆ジャケットで正装してくる。その雰囲気がどこか他人行儀で余所余所しい。
そもそもジャケット着用は、着るものが限られていた時代の名残だ。ゴルフは今や大衆スポーツ、ステータスを意識しているのはゴルフ場の支配人位だ。あのゴルフの聖地セント・アンドリュースでも見られない光景が、埼玉の田舎倶楽部で括弧しているのは滑稽である。今やゴルフ場はジーンズで行く時代、陳腐化したジャケット文化がゴルフの爽やかさを邪魔している。
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