毎日の楽しみは何といっても晩酌だ。ビールから始まり日本酒、焼酎、ウィスキー・・・、当たり前のように出て来る日本の風土が有難い。でももしもそれが無かったら・・・、佐藤優のソ連体験記「自壊する帝国」に面白い飲み方が紹介されていた。
それはゴルバチョフ時代に反アルコールキャンペーンが出た時だ。食糧品店からウォッカが消えて暫くすると砂糖が無くなり、ジャム・ジュース類が消えたという。勿論密造を始めた為だが、人々はオーディコロンも飲み始めたという。私もポーランドのホテルで間違ってオーディコロンを飲んでしまったことがあるが、劇薬のようで一度口に入れたら消えない凄さがあった。そして靴クリームも街から消えたという。
靴クリームをパンに塗り1日置くとパンに染み込む。するとクリームの部分を捨てて、アルコールになった中身を食べるという技があるらしい。そこまで行くとかなり上級編だが、それまでして酔いたい気も分からないではない。本ではロシア人と付き合うウオッカの飲み方も披露され興味深い。二人で数本空けるのはザラで、アントニオ猪木も登場する。
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