すっかり読まなくなった日経新聞だが、久しぶりに目を通してみると「私の履歴書」にゴルフのトム・ワトソンが出ていた。ワトソンはアメリカ屈指のゴルファーであり、絶やさぬ笑顔は氏の人格が伝わって来る、私もファンの一人だ。
その彼のスタンフォード大学に入った理由が、単にゴルフをやりたかったからだと言う。日本的には体育会である。彼はそこで腕を磨き、ある時父親に「ゴルフを職業にしたい」と切り出しそうだ。私はそれを聞いてとても親近感を持った。大学で好きな事に没頭するのはいいことだし、ましてスポーツエリートなら尚更だ。学業も疎かにすれば卒業出来ないので、必然的に後から付いてくるから心配ない。
もう一度大学に入り直せたらと言われても尻込みしてしまう。ただ、スポーツで学生時代に秀でれば、その後の人生がどんなに変わって来るかとも思ってしまう。亡くなったが早稲田でラグビーをやった宿沢選手や、慶応からユニクロ社長になった玉塚選手は典型だ。若くして才能に恵まれ、その後の精進で栄光を掴み、人生を振り返ろうとしてる・・・そんなワトソン選手が羨ましい。
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